講習会のご報告
令和4年7月の東京講習会に参加した中学生から、講習会の感想をいただきました。
七月の講習会では「藤娘」をご指導いただきました。
初々しい娘のように恥ずかしがりながら正面を向くなどの振りに込 められた意味を一つ一つ丁寧に説明しながらご指導くださるので私 の頭の中では想像がどんどん広がり、 お稽古というのを忘れるくらい藤の精へと心躍るような感覚で楽し い時間を過ごすことができ、 ご宗家がおっしゃっている心で踊ることも教えてくださったように感じた時間でした。
また、 前日のインスタライブでお話になられていた藤娘初演の小村雪岱さ んの絵を見させてくださり、 私の知る藤娘とは違った藤の花が細く描かれていたり背景が霞では なく水の照り返しだったり、藤娘の歴史、 大道具の意味や舞台の構造など興味深いお話ばかりでとても勉強に なりました。
これからも、お稽古とともに日本舞踊の知識を深めるお話をいただきたいです。
この度は貴重な講習会をありがとうございました。
勘琴音