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講習会の報告

早や八朔も近づく頃、晴天に恵まれた7月17日と18日の2日間に亘り、東京・赤坂の宗家藤間流稽古場に於いて計3回、講習会が昨年に続き感染症対策をとりながら開催されました。
冒頭は御宗家演出の芝居の中の劇中曲として新たなに作曲され、「宗家藤間流舞踊曲集 第6集」より地歌『茶の心』から開始致しました。全体で5分弱の短い曲の中に、「お茶をたてるのが達者で無い人が、一人でいる時にそれを試している姿を見られ、恥ずかしがる様子」が凝縮された振りとなっております。御宗家のお手本を拝見した後、実際に参加者の皆様が順に踊られお稽古へ。各回には、新御名取さんをはじめとする学生の方々も参加されておられ清新な息吹で熱心に取り組み、御宗家の所作を間近に拝見出来、直接御指導を賜る貴重な機会となった様でもございました。
続きまして、「流儀ならではといった曲も定期的に皆さんとお浚いをしていきたいと思う」という御宗家からのお話を伺った後、この度は師範試験の課題曲でもある『北州』を勉強させて頂く事に。御宗家と参加者の皆様とが通して一緒に踊らせて頂ける場となり、国安国と舞納めまして、講習会はお開きとなりました。

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